★小学生の英検対策

★小学生の英検対策

英検情報館」の小学生サイトでは英検クイズ、ボキャビル道場などで楽しく英語を身につける事が出来ます。小学生が英検に合格するためにぜひご活用下さい。

小学生が英検準2級... 小4年で3級... 小2年で4級合格...

最近、このような小学生の英検合格情報をよく耳にするようになりました。

このような小学生の子供たちは、幼児期から英語環境や英語素材にたっぷり浸かってきたことが主な要因のようです。

ここでは小学生の英検学習の開始時期と方法論について考察していきます。

 

 

 

◇英検対策の前に大切なこと

 


平常から良質な多様性のある英語を多く聞きこみ、文法枠にとらわれない学習法で頭を耕してきた期間が長い子供ほど英検の問題は容易に理解できます。これは、英検のパターン的学習を、短期間でこなす言語能力が育っているからです。

急がばまわれ!です。平常は英検のみを目的にした学習ではなく長期的な英語力の育成を視野に学習を進めることが何よりも先決です。

⇒子供の英語学習法を比較してみると...

 

◇どうして英検対策は短期間の方がいいの?

英検5級と4級問題は文法体系の枠に縛られた文型パターン、紋切り型表現が主体のため、類推・想像力の活性化に乏しいので、単に知識を覚えるだけの暗記学習の傾向が強くなるからです。
小学生低学年までの時期は多様な表現をそのまま獲得できる言語習得黄金期です。この時期こそ狭い枠の英語にとらわれずに豊かな表現に触れる方がのちのち飛躍します。
小学高学年の場合でも、英検テストの枠に「全くとらわれない英語」「パターン学習にとらわれない英語」の導入が大切です。ストーリーやコンテンツ英語の多聴と多読も同時に取り入れて行くことが先々伸びます。リスニング力もつよくなります。
小学生の場合、英検対策のみの学習は1ヶ月位の短期間で終え、先をみた広範なストーリー学習・コンテンツ学習を多くとって下さい。急がば回れです!

⇒ストーリー英語の多聴と多読について

 

◇英検の合格レベルは?

 

英検の5級から3級問題は中学教科書の表現をベースに作問された検定制度です。

5級は中学1年、4級は中学2年、3級は中学2年後半から3年生の教科書範囲の文法表現と語いに準じ、筆記とリスニングで構成されています。
ご承知のように中学英語教科書の表現レベルは中学生の言語発達レベルでなく、言わば、幼児や小学低学年の言語表現レベルです。ですから幼児童期からストーリなどのコンテンツ学習や多種多様な音声英語をインプットすれば、小学生時代に英検5・4級程度の合格は無理なことではありません。
特にリスニングに関しては、5級や4級問題で高得点を取る小学生が続出しています。このような子供たちの場合はワンランク上の級を目指しても良いくらいです。

 

★大問1の短文の語句空所補充を問う問題

全体の20%程度を占めている大問1の語句空所補充問題 。不合格になる人はこの得点が低い結果が出ています。語彙だけでなく語法力問われれていますのでコツコツ定着を図りましょう。

 

 

 

 

◇合格ポイントと問題集選び

小学生が英検に合格するポイントは、長文の音声と文字にどれだけ楽しく多角的に触れてきたかで決まります。また音声と文字の一致がどれだけ体得されているかで英検の取得級も違ってきます。
外人教師の音声授業のみで文字にあまり触れてこなかった場合、英検のハードルは意外と高いようです。また3級程度からは長文読解問題が出題されますので論理性のある読解学習も必須となります。
対策としては分野別(文法別)・単熟語集・過去問題に大別できます。まずは分野別(リスニング含む)と単熟語集を一通り学習してから過去問題を3回分くらいこなしましょう。英検対策用の教材は旺文社を代表に数多く出ています。

 

 

 

 

◇ボキャビル道場で語彙力アップ!

5級から準1級まで単熟語・動詞句力など簡単にチェックできるよ。ガンバってね♪

 

 

 

 

◇小学生の英検合格者急増の推移

 

2002年度と2013年度を比較してみますと、

●英検5級は、10,874名→94,428名(9.3倍増加)

●英検4級は13,116名→40,804名(3.1倍増加)

●英検3級は3,388名→13,767名(4.1倍増加)  

●英検準2級は501名→4,555名(9倍増加)

●英検2級は274名→2,418名(8.8倍増加)

 

以上の数値から判断すると、英検5級合格者が徐々に低学年化しており、今後は幼児の受験者の拡大が予測されます。英検4・3級の場合も文字言語まで学習している子供が増えるにつれ小学高学年の合格者が増加していく模様。また、準2級・2級も急増しています。帰国児、インターナショナルスクール、プリスクール出身者の増加にともないこのレベルの子供たちが増していくものと思われます。